ポケモン曲で古典調律
今日はポケダンをやる気分ではないのでポケモン曲のアレンジMIDIを古典調律で演奏させてみた。
残念ながら録音は面倒なので感想だけでも(
といっても独り言なのでスルー推奨('A`)
1.立ちはだかる大きな壁 〜静寂そして緊張〜(DPチャンピオンロード夜アレンジ)
これは正直言って欠点が少ないのは平均律('∀`)
でも他の調律で聞いてみた感想も書かないとね(
- キルンベルガー第1
個人的には一番好き。正直なところ緊張感を表すならこの調律法がいいと思う。
ただ曲中のAmの部分でアンバランス?純正の中にあるヴォルフっぽい響きを許容するか否かの問題。
- キルンベルガー第3
無難か。ヴェルクマイスター第1技法第3番に近いが、最低音のC-E長3度が純正ゆえ、ズンとくる。
後半はキルンベルガー第1とほとんど変わらない。
- ヴェルクマイスター第1技法第3番
無難?前半はうなりが目立つが、悪くない。
- ラモー平島案
出だしはいいが、広いB-D#耳につくか。Gbmajに転調してからはガタガタ。
いくら不安な心情を描こうとしたアレンジであってもこれは許容できない。
悪くない。ピタゴラス3和音は緊張感をもたらすとはいえ、不協和音が邪魔しているかもしれない。
- ヴァロッティ
前半はうなりこそあるが、安心して聞ける。
後半Gbmajになるとピタゴラス音律になるため緊張したような感じになる。
2.古き運河の町(ミオシティ夜→昼アレンジ)
- ヴェルクマイスター第1技法第3番
ウェルテンペラメントの代表格(アカデミックな分野でだけど)だけあってそつなくこなしてくれる。純正に近い和音がGood。
- キルンベルガー第2
第1に最低限の修正を加えただけのものなので、やはりD-Aのヴォルフが一部浮く。
しかもA-Eにヴォルフを分散しているので、終わりが怪しい?
- キルンベルガー第3
ヴェルクマイスターと似ているが、ミーントーン的。少なくとも第2よりはいい。
ヴェルクマイスターとどちらを選ぶかは好みの問題?
- ラモー平島案
最初は耳が許容しないが、耳が慣れるとこれはありだと思えてくる不思議。面白い。
- ヴァロッティ
出だしのピアノソロが微妙に狭い5度のせいか変に聞こえる。ミーントーン5度くらいのほうがかえって違和感を覚えない。
後半のピアノの不協和音が自然。