日本はのんきすぎる・・・果たしてそうなのか?

児童ポルノ単純所持についてですね。日本で単純所持が合法であることから性犯罪助長が懸念されていますが、果たして単に規制することがいいことといえるのでしょうか?
この記事中では「単なるヌードではなく、DVDを中心に性的行為が7割を占めるとされる」とありますが、これは規制されてしかるべきかなと思います。そのDVDに出ている児童がどんな気持ちで出ているのかは知りえないことですが、その児童の将来にも大きな影響は出るでしょうし。


かといって、一概に児童ポルノにあたるものをすべて規制しても、かえって性犯罪を助長するのではないかと思っています。特に「エロゲ」、「エロアニメ」、「エロ同人」とか・・・。
こういったものは俗に「三次元」と呼ばれる現実の世界ではなく「二次元」と呼ばれる架空の世界での出来事です。
この「二次元」の世界ではどんな口にしがたいことも、何の邪魔もされずに実現することが可能です、いやそうであるべきです。
製作者が妄想をめぐらして作り上げた渾身の一作を、同じ趣味嗜好を持った方々が購入し、欲求を満足させ(ここ重要)、享受し合うことこそエロゲに代表される「二次元ポルノ」の大きな役割だと思っています。*1
今回の記事のメインテーマであるペド(メインはロリだが、あえてこれを用いる)も二次元で1つのジャンルとしてきちんと成り立っています。


では、これらが規制されたらどうなるか?以上のことを考えたら予想がつくでしょう、かえって「三次元での」性犯罪が増えるかもしれません。
先に挙げた「エロゲ」、「エロアニメ」、「エロ同人」*2とかは実際に児童に手を出すことに比べれば明らかに敷居は低く、容易に欲求を満たすことが可能です。
しかしそれを規制する、つまり敷居を高くしてしまうとどうでしょう?溜まりに溜まった性欲の捌け口がなくなり、欲求充足の矛先が児童に向けられてしまう可能性が出てくるわけです。
時代が下るにつれ、中学生以下のレイプ被害が減少し、90年代にはほぼ横這いになっているというデータが実際にあります(最後の参考にて示す)。
これは因果関係こそきちんと証明されてはいないものの、創作ポルノが出回ることによって性欲の充足が容易になったことが考えられているようです。


また、日本は世界に比べ、国連の機関の発表による各国の10万人あたりの性犯罪認知件数がイタリア、ロシア並みに低い4.07件という結果が得られています。
一方ポルノの規制が厳しく刑罰も重いアメリカは32.05件(1999年)・・・・・・。
どうお考えになるでしょうか?僕は「本当の意味で」性犯罪を増やしたくなければ、なるべく現状維持を続けたほうがいいのではないかと思います。


とはいえ、三次元での幼女との性行為を撮ったDVDとかそういうのは規制すべきだとは思いますし、
年齢制限のようなエロと健全の「境界線」をはっきりと設け、購入の際は年齢の証明を必ず行うといったことを徹底することは必要だと考えています*3
単に規制するよりは、そういった体制を築き、秩序を保つほうが児童に対する(児童だけにとどまらないだろう)性犯罪減少に有用ではないかと思います。


ここまで大々的にずらっと書きましたが、太字で示したように、まだ因果関係がきちんと証明されていないので、根本的に間違っている可能性があります。
あと、「自分の考え」を中心に書き、見地も浅いかもしれないのでツッコミどころは満載かと思われます。
僕はこれを書くにあたり完璧な文を書こうとは思ってないですし、他の人の意見も是非とも聞いてみたいところです。


参考
メディアリテラシーの視点で見た子供を性犯罪から守る方法(中学生以下のレイプ事件の推移や各国の性犯罪認知件数のデータもこちらに載っている

*1:ただしエロゲ未体験者なので見当違いがあるかもしれませんorz

*2:ここでは児童ポルノに限定する

*3:これは最近話題になった少女漫画の性描写でもいえることじゃないかと思う