参加しました

C85の3日目に参加されるSBFR様の新譜「Portable Memories March - First Story:Gold & Silver」にて1曲提供しました。
前回はDisc1のトリを飾りましたが、今回はDisc1 Gold Discのトラック1をいただきました。まさしくトップバッター。
今回は諸事情で忙しいのもあって前回ほど凝ることができず、かなりシンプルな構成だったりところどころ荒があるかなと思われる部分もありますが、雰囲気は出せたかなと思います。
そして提供用楽曲として初めてSoundfontを導入した\革新的!/な作品でもあります。
後日談的なものはTwitterのほうでつぶやこうかなと。


さて、肝心のブースですが、3日目(31日)西こ-25a「salvation by faith records」です。
旧作にちょっと遊びすぎたDisc1のトリが収録されてる「Portable Memories March - Red & Green」もございますので、購入されてない方はご一緒にいかがでしょうか?
ちなみにわたくし、例の如く行けませんorz

唐突にピアノSoundfont聞き比べ

最近SoundFontに手を出して、いろんなピアノ音源を落として鳴らしたりしてるこの頃。別にやることいっぱいあるんだけd(
先日落として鳴らしてみた音源をここで紹介。Timidity++で何も設定せずにMU500用データで鳴らしたものなのであしからず。
サンプルはショパンのワルツ第14番(Valse14)とエチュードOp.25-9(Etude25-9)の2種類。
もちろんキルンベルガー第1なので前者は純正音程、後者はピタゴラス音程メインとなる。
Valse14のほうは一部音源で音が少し割れてるところがあるけど面倒なのでそのままにする聞き比べにあるまじき体たらく。それでもよければどうぞ↓


YAMAHA MU500

言わずもがな。比較用に置いておく。ベロシティのダイナミクスは大きめ。


GPO Concert Steinway Piano
GPO-Concert-Steinway-ver2.sf2はこちら
元となっているGMフォントはこちら

グランドピアノよりかはアップライト、ホンキートンクっぽい雰囲気の音。純正音程を嗜むのには向かない。
音自体はピアノっぽいが、前回の記事にあるとおり減衰が不完全なのでペダル踏みっぱなしの曲には向かない。ラグタイム系にはぴったり。
終わったときに音がぷつっと切れるのはどうにかならないものか・・・。
ちなみにVer2は変なリリースがかかっているのか、高音がやたら伸びて耳に障ったので載せない。


Stereo Grand Piano (SGPno)

ブライトピアノ系の音色で、クラシックよりかはテクノやダンス系の曲に合いそう。
でもリリースが長くてスタッカートが全然わからないのが大きな欠点。


SRX-Grand Piano 3

音としては悪くないけど、レイヤーの切り替わりが不自然で音律うんぬんよりそっちのほうが気になる。
イコライジング次第で多少は改善される?アタックは弱め。


000 SGrand 0.7 stereo

丸みのある音で、ノクターンやバラード向き。曲を選ぶが音源としては質が高いほう。
一部レイヤー切り替わりで音量差がやや不自然かも?ドビュッシーの月の光をこの音源で鳴らすと絶対いいと思う。


Equinox Grand Pianos(ポップアップ広告注意)

ピアノ音源としてはいい感じ。デフォルトで音がやや左寄りになっているが、慣れれば気にならない。
GPOほどではないが減衰が不完全なのでペダル踏みっぱなしでボロが出る。
ちなみにSteinway DとYAMAHA C7の2種類あるが、これはSteinway D。
高域が少し弱めなので、気になるならイコライザで心持ち上げてみるのもあり?
(11/30追加)
YAMAHA C7

打って変わってこちらは明るい音色。低音がチェンバロみたいだとは言わない。


Steinway Grand Piano 1.2

音の癖が強くところどころ電子音っぽさがあるのは否めないが、紹介したものの中では割と安定して聞ける。
そのままだと高域が耳に障るかもしれない。アタックはやや控えめ。
Valse14のE minor部分の澄んだ響きはこれに軍配。Clavinovaには敵いませんでした


Piano Old Lady 2.0

ピアノっぽさという点ではやっぱりこれがピカイチ。さすが数百MBするだけはある。音自体は小さめ。
しかしやや中低音でホンキートンクのような調律の狂いが目立つのと、ベロシティが小さいときに中低音で弦を弾いたような甲高いノイズが出ることがある。
前者は古いピアノと妥協すればいいが、後者はまさに爆弾。ノイズが出ちゃったらSplendidやClavinovaに替えちゃおう。


(11/15追加)ClavinovaPiano1V2.0

ClavinovaというYAMAHAの電子ピアノをサンプリングした音源だが、電子ピアノながら実に音がいい。
無論生のピアノっぽさはSteinwayやOld Ladyには劣るものの、音が澄んでいて音律比較にはもってこい。総合的に安心して使える音源としてはダントツ。
電子ピアノの音律変更機能はヴェルクマイスターみたいなメジャーなのしかなかったりするので、キルンベルガー第1というニッチな音律を適用できるのはSoundfontならでは。


(以下11/29追加)
CelvianoGrand2耳注意

マイルドな音色のピアノで音はいい・・・・・・音はいいが、なぜかピッチが30セント低い
絶対音感持ちにはつらい音源なのは間違いなさそう。とりあえずVienaみたいな編集ソフトで直すことは可能なようだが、88音×4レイヤーでいちいち手間がかかりそう・・・。作者はなんでこんなことをしたのかわからん。
(11/30追加)とりあえずモダンピッチ準拠に直した。

Sgrand0.7とも違った穏やかな音色で落ち着く。
低音にいくほど減衰の不完全さが出てきやすいので長くペダルを踏む曲は避けたほうがよさげ?


WST25FStein_00Sep22

Steinwayのピアノをサンプリングしたものらしい。音色は幾分GPOに似通っているが、中高音のアタックがつぶれて違和感が。GPOよりも使いどころに困るかな・・・。


Concert Grand

そのままだと割とブライトピアノに近い音色。音は比較的澄んでいる。
そして音が左に寄ってるのはEquinoxと同様だが、より顕著になっている。
楽器の構造上こうなっちゃうのだろうか?アップテンポの曲には合いそう。


acoustic_grand_piano_ydp_20080910

自分の環境ではまともに鳴ってくれなかったSalamanderGrandPianoV3の軽量版的位置づけらしい。
音はSalamanderと同様澄んだ硬めの音で、Steinway Grand Piano 1.2と少し似ている。
この特性を利用してラ・カンパネラ辺りを鳴らすといい感じになると思う。音量はかなり小さい。
ただしステレオのかけ方がいまいちで、悪い意味で音があちこちから聞こえて統一感に乏しい。
高音のフォルテが左(真ん中?)から聞こえるのは明らかに変。


(11/30追加)Splendid Grand 136MB

ネットで調べたらClavinovaPiano1V2.0に並んで評価の高いSoundfontをやっとTimidityで鳴らせた。
音が出るのはブライトピアノだけみたいなので、おそらくそれ調べてみたら1種類しかなかった。とはいえピアノっぽさはきちんと出ている。
それでもOld Ladyには敵わない(てか別格)が、Old Ladyのような爆弾を抱えてないという点では安定して聞ける。
音自体が丸いのか、ベロシティが比較的強めでもキルンベルガー第1のシントニックコンマD-Aが違和感なく聞けたりする。
A5-C6辺りのmp-mfくらいで音が割れてるように聞こえるのが欠点。でもブライトピアノだからと割り切って聞いたほうが得。


たぶん追記するかも

SoundFont×古典音律=……

最近Timidity++の導入とScalaを用いた調律の適用ができるようになったので、MU500よりもSoundFontのほうで鳴らしまくってることが多いぺかたんです・・・。
SoundFontに詳しい方からいただいたピアノ音源で、サンプルがてらS・ヘラーの作品119-2 前奏曲ハ長調を打ち込んでキルンベルガー第1で鳴らしてみた。REIKO氏のブログで取り上げられてなんかいいかもと思ったからですハイ


とりあえずMU500はこんな感じ
キルンベルガー第1だとほとんどの和音が純正であるだけに、一部(3小節3拍目とか)G7の濁りが余計耳についてマイナスになってる気がしなくもないが、コーダの響きは格別。響きのバランスはミーントーンのほうが上かな。


ここからはSoundFontで鳴らしてみたサンプルをば。
GPO Concert Steinway Piano
SalamanderGrandPianoV3
Piano Old Lady 2.0
音に関してはGPOは丸みのある優しい音だが、減衰が中途半端で連続音になってるのがバレバレ。
Old Ladyはこの3種類の中では一番リアルなピアノの音だが音が小さめ。しかもとある条件で謎の甲高いノイズが入るという致命的な欠点がある。
Salamanderは935MBもあるくせに音が小さく、しかもやや電子音っぽい感じがする。Old Ladyも479MBあるが、音の減衰まできちんとサンプリングしたらこうなるのだろうか?ちなみに1箇所もたついてるけど内緒。
そして肝心の響きはよい順にSalamander>GPO>Old Ladyだったりする。
GPOとOld Ladyがいまいちなのはサンプル元のピアノの調律がよくないのか、それとも平均律の弦の共鳴が変な倍音を出しているのか。そして万に一の可能性で、そもそも平均律に調律されてないとか。
今回は出てこないけどOld LadyはC#2-G#2-C#3の5度の響きが特に弱奏でウルフ並みに濁ることが・・・。
それに比べてSalamanderはもたつきこそすれど割と素直な感じ。PCのスペックさえ満たしてたらもっといろんな曲を試せるのに・・・。


とまぁ、サンプリング音色の意外な盲点に気づかされた次第であった。
で、この曲がなんかバロックっぽいと思ったのでチェンバロバージョンも用意してみた。
やっぱり例のG7の部分がいまいちな気がする。

赤緑アレンジコンピに参加しました

お久しぶりです。とりあえず生きてます(


この度salvation by faith records様主催のポケモン赤緑、FRLGアレンジコンピ「Portable Memories March」に一般公募枠にて参加しました。
実はDisc1:Red Didcのトリを務めさせていただいております。いろんな意味で気合を入れたかいはあったと思います。DTM同人史上2度目の締切ぶっちでしたが(
でもやっぱり提出段階での皆様の曲を聴くと、やっぱりどの方もすごいなと思わせてくれるものばかりなので、視聴して、そしてC84や通販で買ってくださるとうれしいです。
C84では3日目 西地区 し-11b "salvation by faith records"にて頒布されています。あと枚数限定でB6のポスカがついてくるようなので、狙うならお早めに。
あと、私は参加してませんが、こちらの新譜もなかなかすごいので是非ご検討を。